Webひきこもり家族教室6 声かけ

2015年03月05日

 TA・交流分析の理論の1つに人格適応論というのがあります。

 そこに、
 人と関わるより関わらないことを好み、

 問題や課題に積極的に取り組むより、誰かが解決したり状況が変化したりすることをじっと待つ

ようにして、社会に適応して生きている人たちについての記述があります。

 それによると、
その人たちが、今より能動的に物事に関わることを促進するには、

 招待する

姿勢がいいとのことです。

 人と関わることを避け、極力関わらないようにしていて、
解決した方がいい問題があっても、
達成した方が自分が生きやすくなる課題があっても、

 自ら動き出すことをしないひきこもる人たちが何かをする手助けは?

 お前、せんといかんやろがフンッ 
と叱りつけることでもなく、

 お願いだからやってよね泣き
と泣き落とすことでもなく、

 したら、ま、やっちみろかスマイル

 ほしたら、いっしょやろかいニコニコ

みたく、

 一緒に楽しんでなにかをやる世界に誘うことのようです。

 それもわりと簡単に出来そうなことを一つずつ。

 尻を叩く、背中を押す、などの、こもる人の後ろから追い立てる方法ではなくて、

 こちらに招待する。手招きする。手を添えてガイドする。

 そんな声かけの姿勢がいいようです。

 こもる人の視界には、恐い脅威の世界が広がっているのだから、そこに追い立てては足がすくむのは当然。
 でも、その恐い世界から優しく、楽しげに誘われたら、いっちみろかい。と心が動きやすいもの。

 こん人と一緒なら、怖さに耐えながら、なんかできそう。
 運がよかったら楽しめそう。

 以上、
 飲みに誘うことはしないけど、誘われるとうんと言ってしまう聞風坊でした。

参考書籍 拙著
『こもって、よし! ひきこもる僕、自立する私』(鉱脈社)
『「親」を育てる「ひきこもり」』(私家版)
『交流分析による人格適応論』(V・ジョインズ I・スチュアート著  白井幸子 繁田千恵監訳 誠信書房)



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