Webひきこもり家族教室開講です

2015年02月06日

 このブログ、当事者として発信し続けてきましたが、
 私聞風坊は現在、
 結構な割合で支援者の立場にいることから、いっそのこと支援者としてどう支援しているかをお伝えするのもいいかなと思い立ち、
不定期ですが記していきたいと思います。
 家族やご本人、支援者のお役に立ちますこと願っています。

 まず最初は、私が何を心がけているか?
 本人は、
主体的にこもっているということ。
 この一点です。

学校や職場でイジメに遭って、
教師や上司との人間関係が悪くて、
もうほんとにフツーの生活を送るのに疲れ果てて、

ひきこもり状態になってしまった。
学校に行きたいけど行けない状態になった。
職場に行かねばと思うけど行けない状態になった。
フツーの生活を送りたいけど送れない状態になった。

 という風に、
「○○でない状態」や「○○できない状態」にはからずも陥ったとの解釈もありますが、

 私はもっと主体的に、

ひどい環境から、我が身を守るために、引きこもったと考えています。

 自分のいる状況を
 ヤバイ!
 イカン!
と感じ取り、その対処法として、
 無意識、本能的な判断で、引きこもると決めた。
のです。

もっと細かくいうと、
 その環境に参加しないで、動かずここにいる。
となりましょうか。

 これについては、人間が危険から身を守るために本能的に行う「固まる防衛」という考え方も参考になります。


 誰かから、こもらされたわけでもなく、
心と身体に危険が及ぶ環境から自らの判断で身を引いたのですね。

 または、
あの環境よりはまだ安全が自分で確保できるこの場を選んだ。

 それは逆をいうと、
危険でなくなれば環境に参加する判断をする。
危険でないことが確認されたら、この場からその場へ動く。 
 ということ。

 そこで私がすることは、
危険-待避の一連のプロセスの共有です。

 かつてどれほど危険だったのか?
そのためにどんな風に退避行動をとったのか?

 そして自らのこの行動が、自分に利益をもたらしていることを確認します。
これは、
 自分には自分の身を守る力があるということの確認ですね。 
 自分は正しかった。I'm OK.の確認です。

 そのあと、
その危険はまだ残っているか?
どの危険は受忍できるほどに減ったか?
 などを検討し、

 そして、
もしその環境に参加するとしたら、何が必要か?
友人か、家族の理解か、サポートか、自分の気合いか、思いを口にして伝える練習か、強すぎる怖い気持ちを弱くすることか?

 一緒にイメージして考えていきます。

 おおよそ、社会環境を、ものすごく強大な、悪意のある、恐ろしい、取り扱いのできない、怪物のような
 感覚でいるこもる人たちは、

 そのイメージとは少し違うイメージを体験することが大事だと思っています。
そうすると、認知が少しばかり現実的になるものです。

 思っていたほど、ひどくはないかもしれない。
一瞬、そんな思いがよぎるでしょう。


参考書籍 拙著
『こもって、よし! ひきこもる僕、自立する私』(鉱脈社)
『「親」を育てる「ひきこもり」』(私家版)



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