2015年01月24日

楽しむ場が苦痛なことあります

 世の中、
 元気で行こう! 明るくあろう! 前を向いて! 毎日笑顔で! 子どものように無邪気に楽しんで!
 なんて風に、明るく元気に楽しむことがなによりも幸いなことだとして、

 逆に、わいわい騒がずに小さな声ではしゃがないことを、
つまらない、寂しい、してはいけないこと、そうあってはならないという風潮を最近強く感じます。

 巷間たくさん開催されているセミナーや研修が、促進しているのかただ時流に乗っているだけなのか分かりませんが、
元気をウリにしている内容のものがとても多い印象です。
 正直私、押しつけがましい感覚を持つことが少なくありません。

 さて、
 ひきこもる人たち、あるいは生きづらさを感じる人たちの中には、
この元気のよさや、明るいことがよろしいという価値観になじめない人たちは、私聞風坊をふくめ多くいます。

 若者支援団体が企画する、宴会やスポーツなどの楽しい集まりに苦手意識を持って、
 参加しなかったり、
参加したとしても高い緊張感を持ちながらだったり、
 おかげで疲れ果て、
挙げ句、参加したことを後悔したりすることはよくあります。

 行ってもつまらん。
 行くと嫌われる。
 行ってもしゃべらん。
 行くと疲れる。
 ウザイ。
その気持ちは、こんな言葉で表現されるでしょうか。

 または、
発話の前後に一瞬のため息の入った

 けっこう楽しかった。
でしょうか。

 もし、このような思いを持つ人が、セミナーなどに参加したとしたら、
持ち前の適応力を発揮して、講師や場の空気の期待に応え、
講師や場が望むような反応をするでしょう。

 これまでの生き方を変えます! 
 明るくていいんだと思いました!
 おかげで目の前の霧が晴れました!
 元気を取り戻しました!

こんな感想を口にするかもしれません。

 しかし実際は、明るく元気でいることは長続きせず、
講師や場の期待に応えられない自分を責めることは、これまたありがちです。

 支援者や講師する人たちは、
楽しむことに関して苦痛を伴う人たちを相手にしている可能性が高い。
 ということを、心に留めておく必要があるでしょう。

この項続く。



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