2014年11月26日

恐怖の絆と愛着の絆

 以前の記事でも取り上げましたが、

人と人との強いつながりは2種類あるようだとの指摘があります。

 一つは、愛着にもとづくつながり。
お互いに心を開いて、信頼して、
困ったときは相談して、気持ちが楽になって
嬉しいときは一緒に喜んで、
悲しいときもいっしょに悲しんで。
 そういうことがフツーの関係です。

 愛着の絆ともいいます。

 もう一つは、恐怖にもとづくつながり。
決して心は開いておらず、
その人と関わるときは、原則緊張して、怯え、
相手が喜ぶときに喜び、悲しむときに悲しむ。
 そういうことが通常の関係です。

 これを、恐怖の絆ともいいます。

 この2つの絆、心理状態はまったく正反対なのに、
観察される言動は似ています。

 暴力する恋人のもとに、
あるいは
  嫌な気分になる親元に帰ろうとする。

 別れた方がいいと皆から忠告されるのに別れない。
   家を出て自活した方がいいと勧められるのに、家から・家族から離れない。

 それは、
純粋に好きだから帰ろうというのか?
 親元が安全だと思うから帰ろうというのか?
 
 それとも、 
帰らないことで生じる新たな危険よりも、いつもの危険の方が対処しやすいからか?

 または、
別れた後が恐いから別れないのか?
  別居することが新たな火種になるから離れないのか?

 愛着の絆と恐怖の絆はどうすれば見分けられるでしょう?

 チェック法の一つを考えてみました。

 その絆・関係を自ら断ったときにどんな気持になるか?
それから、
 関係を継続すると決めたときにどんな気持になるか?

 もし、断つとしたときに、
悲しい、さびしい気持ちが多く、

 続けると決めたときに、
喜びが多いのならば、愛着が強いかもしれません。

 もし、断つとしたときに、
恐い、怯える感覚などが多く、加えて少し自由になる気がして、

 続けると決めたときに、
うつむいたり、息がつまったり、元気がなくなったりするならば、恐怖の絆かもしれません。

 あの人との関係を自分はどのように感じているか?
愛着なのか、恐怖・または義務なのか?

 見直してみることは役立つでしょう。


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