ひきこもりは社会問題だ! だと社会に出づらいのです2

2014年10月08日

 前日記に続き、
 私聞風坊が、ひきこもりは社会問題だ! だから社会が変われ! として運動していたらどうなっただろう?
 ということを気持ちに焦点を当てて考えてみた結果は下記の通りです。

 社会のせいで、私は不幸だ。
だから私が幸福になるには社会を変えねばならない。

 ということから、社会を変えよう。
 社会よ変わってくれ。でなければ私は一生不幸のままなんだ。
たのむ! 社会よ変わってくれ! お願いだ!

 社会を批判する文書を配布したり、デモしたり、シンポジウムなどやって社会問題を撃ったり、
一言でいうと、加害者である社会に復讐すべく、攻撃するのですね。
 なぜなら、私は被害者だから、もう被害には遭わないぞと、戦います。

 まるで、
 ペイバック、債権回収、の権利があるとでもいうように、やられたことをやり返せば元が取れるとでも思っているかのように、
リベンジ戦を挑みます。

 でも、社会はなかなか変わってくれない。
というか、耳すら傾けない。ウザイ、うるさい、いっちょ前に文句ばっかし言いよる!
 という反応でしょう。

 だって、関心持たなくても、自分たちの生活・仕事は維持できるからです。
むしろ、関心を持つと、厄介ごとに首を突っ込むことになる。
 だから、関わりたくない。※この本音、実は多くの支援職が持っています。

 そんな社会の鈍い反応に、
社会はやっぱりダメだ。価値がない。クズだ。

 そうして、
 こんな社会に生まれた自分は不幸だ。
として、社会を呪って一生過ごすような気がします。
 ※聞風坊は結構ひがみっぽいんです。しょんぼり

 これは、私は私をOKにするのには無力だ!
ってことを再確認、再認識、痛感、し続ける行為なのですね。

 やればやるほど、自分の情けなさ、不遇が強まるのです。
自分の被害者意識が強まるとも言えましょう。

 ひるがえって、
社会の強大さ、社会生活している人たちが受ける恩恵、社会の脅威、社会のスゴさがものすごく強まっていくのです。
 個人の私では太刀打ちできないほどに。
相手のことを絶大な加害者に仕立て上げるのです。

 こんな強大な恐ろしい敵中に、入っていこうとは思いません。
むしろ、しっかり守りを固めて、自室にこもった方が安全です。

 または、社会が完璧に安全になる「までは!」今のままでいよう。
との思いと強めるかもしれません。
 人によっては、これを社会からの強烈な排除感として受け止めるかもしれません。

 こういう風に考えると、
 社会の脅威を強調することは、ひきこもれ! と言っているようなものなのです。

 だから、私聞風坊は、社会を変える運動に一線を画しているのです。

 だからといって、環境をそのまま変えなくていいということではありませんから、
環境整備の要望をしていくことは大事と思っています。
 誰もが暮らしやすい環境になれば、全体のOK感は高まります。

 では、そのためにどうしているか?
社会にまずなじむようにしています。
社会が私を信頼してくれるように努力します。
その中で、自分の意見を表明しています。

 敵をやっつける思いはありません。
むしろ味方を増やそうと思っています。

 お互いにおもねっての味方は力強さに欠けます。
私の本音を伝え、相手も本音を表明し、
 本音どうし共感しあう味方です。

力強い味方を増やす。
アテになる他者が増える。
社会もまんざらでもないなぁ。と実感できる。

 その結果、社会は変わっているでしょう。

そんな思いで日々やっています。



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