カウンセラーは自分を理解してるか?

2014年09月28日

 立場上、カウンセラーや心理セラピストの人とおつきあいが多いので、

自分自身の自己理解や自己開示について話をすることがあります。

 私聞風坊がまだ若かりし頃、自分がいっぱいカウンセリングを受けなさい。
と習いました。

 これ、
クライエントの立場でカウンセリングを体験しなさい。
 ということですね。

 その体験をすると、この先カウンセラーとしてクライエントと向きあうときに、
目の前のクライエントが今どんな体験をしているかの予想がつきやすい。
 共感しやすいということからのようです。

 そしてなにより、
自分自身を知るために、同時にその気づきをカウンセラーと共有する体験を重ねるために、
いっぱい体験をしなさい。
 と言われたのでした。

 クライアントの私が自分に関する気づきを開示して共有することで、
カウンセラーからの適切な応答があり、
 それがまた自己理解を深める助けになるという自己洞察の循環が生まれることを目指してのものでしょう。

 カウンセラーは自分自身を道具として使う。
という喩えがあります。
 これにならうと、道具を使いこなすには、道具をよく知ることが必須だとなるでしょう。

 そのために、カウンセラーの養成課程では自己理解・自己開示がとても重視されるようです。
だからか、自己理解・自己開示の足りない受講者は、厳しい目で見られるようです。

 あの人は、まだ自己理解・自己開示が足りない。ちっ、ちっ、ちっ

 でも、これは大きな間違い!!!
いやしくも心理職・カウンセラー、そしてその候補者が作る場であるならば、原因を相手に求めてはなりません。

 相手が自己理解・自己開示しやすい場を作れなかった自分たち。
または、
 未だにそういう場を作ることが出来ないままの自分たち。
に意識を向けて、

 どうすればその人が自己理解・自己開示が出来る場を作れるのか?
 どうすればその人が素の自分自身を理解することを促進し、またその作業を一緒に進める関係性を築けるのか?
 と考えるのが適切です。

 もしこのとき、相手に責めを負わせる意識があるならば、
あの人は、一向に心を開かないやりづらいクライエントだ。クレイジー
 と、実際のケースでもなりがちでしょう。

 これ、
相手に責めを負わせる自分。という自己理解が足りないとなりましょうか。

 クライエントファーストという言葉があります。
自己理解するも自己開示するも相手が決めること。

 カウンセラーがすることは、
その人なりの自己の理解や開示の仕方、進み具合、または抵抗。
 を最優先に置き、

 クライエントが安全にそして心穏やかに、
自己理解し、素の自分でいられる(自己開示)場、関係を提供することと思っています。

 以上、畏れ多くもカウンセラーの心の姿勢についての存念の自己開示でした。キョロキョロ 



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