2014年09月16日

フツーの社会と私の心はまったく合わないのでした

 ひきこもり状態から、社会再参画するようになった体験をTA・交流分析理論で読み解くことをライフワークにしている私・聞風坊ですが、
今回は、私の考えと一致する本の記述を見つけましたので、併せてご紹介します。

 TAはパーソナリティ理論としても秀逸で、PACの円で人の心の状態をモデル図で示します。
 ↓伝統的なモデル図は、こんな感じです。


 ヘレナ・ハーガデンとシャーロット・シルズは、これを三重の同心円で示しました。↓

 私の心は、三重円の構造をしていると考えます。

 私聞風坊は、このモデルをひきこもる人の心理の解説に応用しています。
その一番外側、つまり社会と触れる部分は、Pです。
Pは私が取り込んだ社会の価値観、常識、ルールだと思ってください。

 それが、社会と触れあうので、人はスムースに社会生活が送れるのだと考えます。
参画する社会と同じ価値観、常識、ルールをもって社会の中で生活するので、障害がないのですね。

 ルールは守るもの、赤信号では止まる、学校に行く、卒業したら働くという価値観、常識で動いている社会でスムースに生活するには、
私も同様の価値観、常識、ルールに従って生きる必要があります。

 もし、私の価値観、常識、ルールが、ルールは破るもの、赤信号では進め、学校には行かない、卒業しても働かないというものだったとしたら、社会で生きていくのにとっても困難がともなうでしょう。

 だから、私が生きづらくなく生活するには、社会と同じ価値観、常識、ルールが私の中に蓄えられている必要があります。
そして、適宜関わる社会と微調整をくり返しながら生活するようにしているのです。

 例えば、赤信号は止まれだから、黄色は急いで渡れだ。というのが常識の人間関係の中にあっては、この常識を採用して交通することが重要になってくるでしょう。※ちなみに私の記憶が正しければ、赤で停止でなく黄色の段階で停止するのが本筋らしいです。安全第一!

 社会のルールに適応すること。それがスムースに生活する大原則なのです。

 ひきこもる人は、私のPと社会との折り合いがもうどうにもつかなくなり、
私の中の、これが正しいと思える根拠となっていたPがアテにならなくなり、
 このためにPが崩壊し、どうやったら社会とうまくやっていけるかがまったく分からなくなり、

 そうして社会に参加し続けることができなくなった心理状態だと考えます。
図で描くと、私を保護するPとAがなくて、Cだけがむき出しであるとても心もとない状態です。

 ひきこもる人は、社会の中で自分を保護する機能がなく、
だから、独りで自分の世界にこもって自分を守っている。
 と考えます。
 
この項続く。



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