ひきこもりは見ている。あなたが信頼できる人か。

2014年07月12日

 社会によく出だした頃、当事者発表という形で、よく体験談を語る機会がありました。

いろんな立場の人に、いろんな場所でお会いするので、自己紹介のために、その頃から名刺を持ち歩いていました。

 当時の肩書きは、「浪人」です。

 一時期「無所属」としていたこともありますが、政治家さんがよく使う肩書きなので、これをやめ、

 社会的所属はなし。

という意味で、「浪人」を使っていました。

 聞風坊(もんぷうぼう)という読みづらい名前もそうなのですが、相手の反応を見る意図もあってのことです。

 これをおもしろがる人は、よし。

 不機嫌になる人には、ちょっと構えておつきあいする。
つまりは心を開きません。

 そうして、世にも珍妙な「ひきこもり」の私を観察し、批評し、時に教育しようとする通常の人たちや、
訳知り顔で親しげに近づいてくる支援者を、
 実は観察し返していたのでした。

 こいつら信頼できんのか?

って。

 アダルトチルドレンの学びにもあるように、
私聞風坊に限らずこもる人たちは、

 信頼できる人を見極める目を養うことが大事だと思っています。

 だれかれ構わず心情を吐露して迷惑がられ寂しい思いをしたり
簡単に人を信用して裏切られたり、
逆に信用しないばかりに孤独を囲ったり、

 私たちにとって、
信頼というテーマは巨大で重要で核心なのです。

 誰が信頼できるか?

 どのことについて信頼できるか?

 どの程度信頼できるか?

 そんなことを考えながら、社会に参画していきました。

15年程前のことです。

 ちなみに今は、「セルフセラピスト」って肩書きです。チョキ



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