心に居場所を作る感じです。

2014年06月06日

 ひきこもりサポートの伝統的な資源として、「居場所」というのがあります。

フリースペースなどとも言われますが、

 おおよそ、
こもっている人たちが、自室以外で自由に過ごせる場所、
自室以外でいていい場所
 という意味です。

 社会のどこにも居場所がないとして自室にこもる人が、
自分が居ていい社会の中での最初の場所として機能します。

 私聞風坊の場合、これがボランティア活動の集まりだったり、自助グループだったりしました。
私が外に出だした頃はまだ、居場所が作られていなかったからですね。※時代が古い しょんぼり

 さて、この居場所。
物理的な場所だけではなく、
 心の中にもあるといいなと思うのです。

なんのこっちゃですか?

 一言でいうと、
こもる人を受け容れる場所を、心の中に作ろうということです。

 今、こもってる人がいるとして、
その親や兄弟姉妹や教師、あるいは親戚は、
社会一般の人とは大違いの行動、状態にあるその人と関わっていかねばなりません。

 ですが、
その状況を受け容れることに、とても困難を覚える場合は多いようです。
 これ自然ですね。

 だって、我が子が、兄ちゃん姉ちゃんや、妹や弟や、自分のクラスの生徒がこもるなんて、
そんなのあり得ない! ですもの。

 さて、こういうとき、専門家に相談したり、不登校ひきこもりの講演などを聞いたりすると、
 とにかく受容しましょう。
   自分の価値観を押しつけないで。
     相手の価値観に合わせましょう。
  親が変わりましょう。
的なアドバイスがあるかと思います。

 確かにそうできたらいいのですが、
これがまた難しい。

自分の価値観と違う人
 自分の望まない行動
   自分が避けたい状況
 を受容するなんて、基本ありえません。

 正直なところ、
なんで、あん子のためにそこまでせにゃいかんと?! もう十分やってるわぁ。
 という思いもあるでしょう。

 状況を好転させるには、
相手を変えるか? または自分を変えるか?
どちらしかない。
 でもどっちも難しい。

こうなると、まるで、
相手が変わればこちらの勝ち、
 自分が変わればこちらの負け
そんな気持にもなってきます。

 おかげでにっちもさっちもいかなくなってきます。
そうして時間だけがずいぶんとたっていく。

 そんな時、こう考えると少しばかり楽にできるようです。
ちょっと心にすき間を作って、そこを、こもる人の場所にするのです。

 これなら、
自分の価値観を変える必要もなく、
自分の心が相手に占領される危険もありません。

 自分の価値観・信念・善悪の判断・好き嫌いはそのままに、
 それとは異なるこもる人の価値観・信念・好き嫌い・考え方・行動パターンを
保管する場所を作る。

 パソコン用語で言うと、新しいフォルダを作るとなりましょうか。
必要なときは、そのフォルダにアクセスして活用します。
 必要じゃないときは、そのままに。

 私の心の中に、あの子・あの人の居場所を作る。

 自分の居場所を用意してくれた人への親近感は増すでしょう。
信頼関係も生まれましょう。
都合、穏やかに改善の変化が起きましょう。
ネ。スマイル

 最後に、
こもる人はこもる人で、素の自分が安心していられる場所を作りましょう
自分の心の中に。
ネ。チョキ



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