宮崎ひきこもりネットのお話

2014年04月14日

 私の記憶が正しければ、2007年(平成19年)2月のNPO法人 人間関係アプローチ宮崎きらきら主催「ひきこもりフォーラム’07」の、
パネルディスカッションにおいて、私を含めたパネラーを務めた有志が発起人となって、設立されたのが、現・宮崎ひきこもりネットです。

キョロキョロ 確か懇親会場で、ネットワーク作りましょうよの声が上がり、そうだねと合意したような記憶。

 その後、じっくり価値観を共有しながらメンバーを増やし、7年経った現在は、10数の支援団体と個人で構成しています。

 月例会では勉強や研究や情報交換をし、
毎年2月頃には、ひきこもりに関するイベントを恒例実施しています。

 今年は、2月22日に市民活動の集いの枠で、実施しました。

 今回は、
不登校・いじめ・就労・支援の仕方・ひきこもる人の気持ち・家族の思い・周囲の関わり方などなどなど、
 多岐にわたっての意見が交わされました。

不肖主催者側でありながら、刺激の多いディスカッションに、胸躍る気持ちでその場におりました。

 印象に残ったのは、いじめについての議論です。
いじめる側をどうにかせねばという視点の議論が伯仲する中にあって、

いじめられる側にも問題があるとの意見。
 聞くと、どうやらいじめられた後どうするかは、その人がいろいろ選択できるから、
どうするか(またはどうしたか)について、しっかり向きあうことが大事だということのようでした。

 なんだか、被害者が悪いというような意味にもとられるびっくりする発言でしたが、
 肝要な点は、その後社会で生活していくにあたって、いじめやそれに類する理不尽な出来事は避けては通れないという厳しい現実を踏まえて、

 だから、それらに対処する力強さを学ぶ機会にせにゃいかんのだ !!!
ということのようでした。

 それは、誰かと一緒に自分の力強さを確認する作業にもなるのでしょう。

畢竟、親や教師や支援職の役割の重さを指摘した意見ともなりました。

 そうして、
無力な被害者であり続ける必要はない。
 と言っているようでもありました。

 そうそう。
学校や社会やいじめる側の問題にばかり目がいくと、いじめられた人の力強さをつい見落としがち。
 当事者をかやの外にしてしまいそう。
 当事者の、ストレングス・強み、セルフエフィカシー・出来事への対処能力、リジリエンシー・復活力にも焦点を当てないと、バランスがとれません。

 ヒヤッとするびっくり発言の真意は共感できるものでした。

 さて、
そんな熱い議論の後、私も登壇。
 短い時間でしたが私は、

腫れ物に触るように触りましょう。

の一言をお伝えしました。

 腫れ物に触るように触らないのが一番いけないのです。
それは、見捨てることと一緒だからです。

 腫れ物ができて病院に行くと、結構ぐいぐいと触られた経験はありませんか?
お医者さんや看護師さんは、触り方を知っているからでしょうね。

 ひきこもりが世に提示されて10数年。
以前に比べて、実状と関わり方が明らかになってきました。

 それにより、
もういたずらに待つ必要はなくなりました。

 どんな風に関わればいいか?

 関係者が意見を出し合い知恵をしぼれば、なにかしら見つけ出せるほどになってきました。



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