親のどんな態度が子の自立に役立つか?

2014年04月10日

 先日読んだ論文の話です。たっぷりと私見を交えて記します。スマイル

 大学生への調査なのですが、
自分の親のどんな態度が自分の自立を促進したか?
 というテーマです。

 それによると、まずは、
自立してる大人だなぁと思うのは、
 1 自己決定
 2 社会との関係
 3 他者を通した自己理解
 4 他者との協調
 5 自己管理
 6 感情統制
ができている人だそうで、

 つまり、
自分で考えて判断・実行し、
 社会を知り、自分に課せられた社会的役目を果たし、
     他者の立場に立って(客観的に)自分を見ることができて、
  協力して何事かに取り組み、
     金銭や健康の管理ができ、
        激情に任せた言動をしない。
人が自立した人とイメージされているようです。

 そして、
そのイメージに自分が近づくのに、役立つ親の態度は、
 1 指示の自粛 指図しない
 2 掌握の停止 管理しない
 3 対等な会話の開始
 4 生活管理の促し 自分の生活を管理することを勧める

 こととか。
あれこれ指図することを止め、
  生活や行動をいちいち把握することを止め、
    大人として対等に会話して、
  とにかく自分で自分の面倒を見るように勧めることが、

 あぁ、今思えば自分の自立を促していたんだなぁ。
と思えるのだそうです。

 若者の自立が叫ばれて久しいですが、
その対策のほとんどが、
どのように自立していない若者の面倒をみるか?
 という視点で形作られている印象です。

 いかに若者自身に任せるか?
自立を目指すのなら、そういう視点が必要なのかもしれません。


参考引用文献
「大学生の認知する親の自立促進的態度と心理的自立の関連について」
田中輝美(カウンセリング研究第45巻第4号p10-19)より




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