独りよがりになるな! シナリオ講座で学んだこと

2013年09月24日

 こもっていた頃のことについて、記します。珍しいオドロキ

 こもっていた頃、この時間を何に使おうか?
とよく思ったものです。

 せっかくの自分で使える時間(可処分時間)を捕獲したのだから、どうしようか?
とワクワクしながら考えた記憶があります。

 多くの人は、こもってしまった大泣き
社会から落ちこぼれたと落胆するものなのでしょうが、

 私らしいと言えば私らしい、少しばかりへその曲がった発想だったかもしれません。

 で、思いついた一つが、作文の勉強でした。

 子どもの頃から創作文はよく書いていて、年を追っては、ときどき雑誌に投稿もしていたのですが、
実は、自分で読んでいてあまりおもしろくないのです。
 前々から気にはしていたのですが、雑事に追われ、学ばずそのままでした。

 そこで、よく通っていた図書館でシナリオ雑誌を読んでいたのもあり、
よし、これは一発、気合い入れて勉強しようと決心したのでした。

 拙著にも少し書いていますが、こうして申し込んだのがシナリオ通信講座でした。

 そこで鍛えられたのは、
自分は何を書きたいのか?
 つまり、
なにを言いたいのか?
 まずこれでした。

最初に200字詰め原稿用紙数枚に書いて、
 それを1枚にまとめて、
   そして数行に縮めて、
 最終的に1行足らず、一言で表せ!
という練習を繰り返します。

 自分の書きたいこと、伝えたいことをしっかり自分で把握する練習ですね。
これを核にして、設定や登場人物やストーリーを展開させていきます。

 これがよく分かってないと、観終わったあと、
で、何が言いたいの?
 という感想を持つ作品になってしまいます。

 こうして書いたものを先生に送って添削してもらうのですが、
その時、ピシャッと言われた一言があります。

独りよがりになるな!

 です。

 シナリオというのは、映像化することが前提です。
 映像化するには、役者さんをはじめ、プロデューサーさん、監督さん、助監督さん、大道具・小道具、衣装、音声、照明さん、時には、アニメーターさん、原画さん、声優さんなどなどなどなど、
 大勢の人が関わります。
 その誰にでも、ぴしゃっとシナリオの意図が伝わらないと、一つの作品が出来上がらないと教わりました。

 視聴者・観客に伝わるようにというのは気にしていましたが、
スタッフに伝わるようにというのは、意識していませんでした。

 でも、よく考えると、当然ですね。スタッフの協働作業によって、作品が出来上がって、それが視聴者・観客の目に触れるのですもん。

 シナリオは、作者の書きたいことを書くのが作業の核にあります。
そしてそれは、決してシナリオ作者の独りよがりの伝え方では、作品にならないのです。

 書くという作業は孤独です。ひとりぼっちな感覚になります。
だから独りよがりになりがちです。

 ですが、自分のその作業の次には、それを引き継ぐ人が待っているのです。

 何かを作り上げるという作業は、
知らず、誰かと一緒に何かをしているのですね。

引きこもる時間を、シナリオの勉強に使った私は、はからずも、協働作業の練習をしていたのでした。

 この後、ずっと続く、
誰かと一緒に何かをやるコツを学ばせて頂きました。

 独りよがりになるな!

今もいつも頭に響いています。



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