2013年03月09日

先に言ってね大事だから

 こもる人は、自分たちがなにかした後のことをよく気にするものです。

 例えば、
就職した後。 のいろいろな厄介事。
  病院行った後。のいろいろな不安な出来事。
    本人グループに行った後。の予測される嫌な出来事。
      発言した後。の被害。

 だから、
なにもしない。
 という行動を選択することが多くなっているようです。

 さて、古来の教育法に、
まずやらせて、
そのあと改善点を指導する。
 というのがあります。

 効果的ではあるのですが、実はこれ、
恥をかかせる教育法でもあるのです。
 自分のできない点、欠点、いたらぬ点が白日のもとにさらされるからです。

もし改善点が多いと、欠点をあげつらったり、象徴的なダメな点をやり玉に挙げたりということにすらなります。
 私たちは、こういう事態に恥をかく感覚を持ちます。

 先生! 一手御指南を!
 と、木刀片手に、師匠に、力強く指導を仰ぐ弟子ならば、恥とは思わないでしょう。
自分の是も非も師匠に見てもらい、たくさんの指導を頂くことはむしろ誉れ。自尊心は上がります。

 しかし、こもっている人のように、自分がなにかした後の被害を予測している人たちにはどうでしょう。
そもそも自尊心や自己肯定感が低いと言われている人たちです。
 恥をかかせるやり方が不適切であることは想像に難くありません。

 ではどんな方法がいいのか?
 私は、とにかく先に言うのがいいと思っています。
 こういう風にします。こういう理由です。ここが難しいところです。そのために時間がかかります。だから繰り返します。
で、今はここまでやります。・・・。
 と指導する側の思いをまず開示するのですね。

 ひょっとしたら、
自分としては配慮してるつもりだが、ちょっと恥をかく気持になるかもしれないが、辛抱してくれ。
 と言うのもいいかもしれません。

 不意打ちを食らったことにならないように配慮するなんて言い方もありますが、
相手が、事前に全体像がイメージできるように、できればリスクの開示も加えて説明するのです。
 そうすると心の準備ができ、余裕をもって事に当たれます。

 後から言わない。
こちらの思いを先に言う。

 存外、普段の人間関係の基本のように思えます。


タグ :教育法

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