やり続けるのとやめるのの境界

2012年11月28日

 人は、なにかをやることで、なにかしらの成果を得ます。

チョコレートを食べれば、幸せになる。
ねぇ、と話しかければ、なんだい? と応えが返る。メロメロ

 また、成果を得るのに少々時間がかかることでも、やり続けることで何かを手にします。

一月働いて、月に一度の給料日にお給料をもらう。
他店のチラシを見比べて、底値の売り出しの日にチョコレートを買って、食べる。

 さて、これらの成果を報酬と呼ぶこともあります。
この報酬と、行動の関係をみると、
 人は、ある行動をして、報酬があると、その行動をやり続けるのだそうです。

テストでいい点を取って、ほめられて、嬉しくなったら、勉強をやり続けます。
こもってた人が、外に出て、人と会話して、楽しくなったら、また外に出よう、人と会話してみよう。と思います。

 一方、
ほめられなかったら、または、ほめられても嬉しくなかったら?

 あるいは、
外に出て、苦痛な体験ばかりだったら、人と会話して嫌な思いをしたら?

 勉強はやり続けないし、外に出たり、話したりすることをしなくなりやすいです。
だって、やってもイイことないんだもの。

 人は、自分の望む報酬が得られる行動を繰り返します。
逆に望まない報酬の行動はやらなくなります。

 TA的な言い方をすると、
肯定的なストロークが得られる行動は繰り返し、
否定的なストロークが得られる行動はやめる。
 とも言えます。

なぜ、その行動を繰り返すのか?
なぜ、その行動をやめないのか?
なぜ、チョコレートを食べるのか?

行動する(またはしない)相手や自分の気持ちに思いをやってみると分かりますね。


 



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