共感できるけど受容はムリ!

2012年09月20日

 カウンセリングの基本姿勢に、受容と共感があります。

相手のことを受容し、理解し、共感することで、信頼関係が築けるからですね。
その上で、情報提供したり、セラピーワークしたりするから、効果があるのです。

 これ、親子関係でも一緒です。
お互いに信頼しあってないと、なにを言っても通じません。
 だって、相手のこと信用してないんだもの。

 だから、
受容しましょう。
共感しましょう。
 と、いろいろな親子関係の講座ですすめられているのです。

 が、これが大変ちっ、ちっ、ちっ

 簡単に受容なんてできない!
   今までさんざんわがままきいて、我慢し続けてきたのに、これ以上受容したら、身体壊しそう…。

受講した親の方たちの声なき声が聞こえてきます。

 私は、受容はムリしなくていいと考えています。
世の中、簡単にできることとできないことがありますもん。
 そのかわり、理解をお勧めしています。特に共感的理解。
頭の中で理解することは、わりと簡単だからです。

 人間はイメージする能力に長けています。
 空飛ぶ飛行機も、遠いところの相手と気軽に話せる携帯電話も、こんな便利なものがあったらいいなというイメージから生まれたもの。

 だから、
 私の考え(こだわり)をちょっと横に置いて、相手の立場に立って、考えて、感じてみることは、それほど難しくはありません。

 お前は、そんな立場にいて、だからそう考えて、判断して、そういうコトしたんだね。それは辛かったね。それはよかったね。

 なんてこと、それほどの苦労なくできるようになります。

 例をあげましょう。

 街を破壊するゴジラは核実験の被害者で、それは、科学技術を暴走させ、自然破壊する人間の強欲さに怒った挙げ句の行動なんだ。
 という理解は難なくできましょう。

 だからといって、街を破壊する行動は、受容できません。※というか、しなくていいですね。

 ゴジラにしてみれば、自分の行動が受容されなくても、自分の置かれた立場やつらい気持ちが理解されれば、心もおさまり、別の抗議行動をとるかもしれません。

 私としては、ゴジラがプラカードを持ってデモ行進するだけでも、相当なアピールになると思っているのですが。



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