ストップしてみよう引きこもり

2012年05月24日

 TAの創始者、エリック・バーン先生は、

ストップ。

 ということを大事にしています。
※『性と愛の交流分析』(金子書房)

どういうことかというと、

いつもの決まったやることを
いつも通りのやりかたでこなして、
変わり映えのしない日常。

を過ごしているとき、

 ちょっとストップしてみるのですね。

今まで通りの思考を、
おなじみの行動を、
気持ちにひたるのを。

 そうして、自分自身を振り返るのですね。

今、何してる?
今、どうしてる?
身体の各部はどんな感じ?
今どんな気持ち?

これ以外の考え方はない?
これ以外の行動はない?

 こうしてストップすると、自分自身についていろいろな発見があります。

例えば、首肩の張り。胃のあたりの重み。浅い呼吸。食いしばる奥歯。下ばかり見る目線。空想ばかりしていること。

日射しの気持ちよさ、悪さ、ちょっとした口癖、しぐさ、

ひきこもる独りの時間を、自分を把握することに努めていた私は、そうして自然な私を手にしてきました。

私、コーヒーを飲んだ後、ベロをちょろっと出す癖があルンです。

首肩がなぜか張っているときは、直近で怒ったことがあルンです。

手先が冷たくなるのは、緊張しているとき。

 意識ではなんの変化もないと思っていても、「私」はいろいろ感じていろいろな反応しているのですね。
私は、毎瞬毎瞬無意識に、周囲の世界とコンタクトして応じているのです。

  一番辛く、なにもデキないこもる時間を、私はそんな風に使いました。

 せき立てられるようにあれもこれも急いでやっても上手くいかないときは、
ストップしてみる。

 イイかもしれません。



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Posted by 聞風坊 at 13:41│Comments(0)ひきこもる
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