あきらめるのもイイかも

2012年05月08日

 もう10年ほど昔でしょうか、自助グループの先輩から聞いた話です。

 題して、つかみ取りの極意!

 お宝小物がいっぱい入った箱の、
フタに空いた腕が入るほどの大きさの穴から片手を入れて
中の品ををつかめるだけ取り出せば、ぜんぶ自分のものにできる。
 というつかみ取り。

 ここぞとばかりに一所懸命頑張って、片手をめいっぱい広げて、首尾よくお宝をつかめるだけつかんで
機嫌良く腕を引き上げると、

 なんと、穴にひっかかって外に取り出せない。

 せっかく手にしたたくさんのお宝をあきらめるわけにはいかず、
穴の縁で手の甲をすりむきつつ、痛みをこらえながら引っ張り出そうとしても、
 お宝をつかんだ大きな手はどうにも通り抜けられない。

 にっちもさっちもいかない状態。
困った。ホントに困った。またダメだった。またいつもと同じだ。泣き

 でもこの時、いつもと違うのは、あるひらめきが起きたこと。1位キョロキョロ1位
 そのひらめきに従って、お宝をいっぺん手放して、穴に通るほどだけ改めてつかみ直すと、
あら不思議、結構な数のお宝が、すーっと箱から取り出せた。

 さしあたり、生活に必要で、気持ちが豊かになるには十分なほどのお宝の量だった。
というお話。

 以前、消しゴムつかみ取り大会で、同じ経験をした私。この譬え話、身に染みて分かります。

 手にすることをあきらめると、逆に手に入るものがあり、
存外それは自分が望んでいたものであり、充分な量であること。

 子どもの頃からの、「今度こそ手に入れられそうだ!」「願いを叶えてやる!」という切望をあきらめるのはつらいこと。
でも、それで心の自由を手に入れられるとしたら、あきらめてみる価値はあるかも知れません。



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