ひきこもってホッとして

2012年04月16日

 ひきこもると、いろいろなことからのしばりがなくなります。
というか、身と心を縛り付けていたいろいろなしがらみを断って、
こもるのだから、それは当然です。

 そして、こもるといろいろなことをほんとにたくさん四六時中考えます。
自分でも思う異常なくらいに。

こもっていた頃、そんな状態に、私は内心ホッとしていました。

これで、自分開花に異常な人間なのかが他人にも分かるだろう、~中略~
 でもこれが真実の俺なのだ。こんなに異常な俺が、今まで平静を装って普通の社会で普通に生きるためにこれほどの労苦が必要だったか、少しはこれで想像できるだろう。~中略~
 もはや、普通人を装うことは必要なくなった。~中略~
異常な内面を抱えた者は異常な状態が故郷であり、異常な環境に安らぎを覚えるのであった。
 
『こもって、よし! ひきこもる僕、自立する私』(鉱脈社 p40-41)

 こもるまでの30年間、保育園、小学中学高校大学社会人とフツーの社会生活を送るのに、ものすごく無理をしていたのですね。

 いい子を演じるという言い方がありますが、演じるなんてそんな甘いものではありません。
言うならば、役柄の人物そのものになろうとしているのです。私でない誰かになる限り私は存在していてイイ。
 無意識にそう思っていたようです。

でもそれは、ものすごく不自然なこと。心を壊すほどに無茶なことだったのです。

もう社会で生きなくていい、自分以外の人間にならなくてイイ。

そう思ったから、こもってホッとしたのでしょう。

 私は、
こもって、やっと本来自然な自分自身に、よし!と言えたのですね。



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