2012年02月13日

ひきこもり講演会でした

 先日、ひきこもり講演会の講師をさせていただきました。

 こもっている人の実状を話し、それを知らない家族の対応がマズい事態を生みだしてる。
 だから、その対応を変えて関わろうよ。
という意図でした。

 参加した方と一緒に、どう関わったらいいかを考えて、楽しかったです。

 その中で、気になったのは、家族の人が、
現状を打破するには、
 訪問しかない!
と決めつけていること。

 わたくし、旅費の工面が付く限り、全国の集まりに行きますが、そこで話題に上るのはやはり訪問。

どうしたら、うちの子を、訪問サービスにつなげられるか?!
 全国の家族が、鵜の目鷹の目で必死になって我が子を動かす方法を探索しているのです。

 そして、
 訪問する専門家と一緒になって、なかば騙すようにして、訪問する状況を作り上げようとと知恵をしぼっている姿もよく見かけます。

 なぜ、訪問にそこまでこだわるのかというと、親いわく、
親は無力だ。親は見守るしかない。

 私には、このセリフは、我が子との決別宣言に思えます。
家族を忌避しているように思えます。

 この時、
 避けられた家族つまりこもる人はどう思うでしょう。
自分は親から家族から見捨てられたと感じるのではないでしょうか。

 一方、宣言した親の表情はくもっています。
自分の無力、家族に何もしてやれない無能さ、家族を失う悲しみ、
 などなどいろいろな辛い思いの表れなのでしょう。

 今、仮に訪問が成功したとします。
 親にはできない、子どもとの絆を、訪問者は作ることができたと言うことになるのでしょう。
訪問者は喜びます。親も喜びましょう。子も未来が開けて喜ぶでしょう。

 ですがそれは、親の無能感、子の見捨てられ感を確定する事態でもあるように思えます。

私は子どもと絆を結べなかったダメ親だ。

       ボクはワタシは、親から忌避された捨て子だ。

 こもる人だけを対象にしたいわゆる連れ出し訪問・アウトリーチというサポートは、家族崩壊のリスク・デメリットのとても高い関わり方だと私は思っています。

 それならばまず、
家族同士が関わり合うことを最大限サポートすることが重要であろうと思っていつも講演しています。

 そしてまた、
その方向での訪問、つまり家庭訪問は、ステキじゃないかと思っています。



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