ひきこもりフォーラム2019夏6 福祉臭のこと

2020年01月25日

ある当事者が、望まぬ支援として「福祉臭のする支援」という言葉を使ったそうです。

これが、全国結構な話題になっているんです。

当事者ならば感覚としてなんとなく分かります。

でも、支援者、特に福祉系の支援者は戸惑っているようです。

だって、自然と職業特有の臭いはするようになるし、それがするようになって一人前だもの。

フォーラムでは、意味ワカラン。感じでしたが、

私聞風坊は、
きっと「してあげる」感覚での支援のことだろうと予想しています。
それは、当事者を「劣った人」とみなしての関わりです。

昭和の頃の福祉的支援はこの臭いは強かったのかもしれません。
それを喜んでいる当事者も少なくなかったのかもしれません。

でも、それは自分たちを馬鹿にしていることに気づいた当事者たちが、
改善を求め、当事者の権利に配慮した関わりが強く求められるようになってきた
令和の現在です。

だいぶ、当事者の尊厳を尊重した関わりがなされるようになってきたはずですが、
まだまだ足りなかったか、
ひきこもり当事者については、前時代的な関わりが当たり前だったのかもしれませんね。

私聞風坊は、支援らしい支援を受けたことがないので、この経験はありません。
と言うか、
当事者の人権を尊重する支援とはどんな風なものか?
を熱く議論し取り組む支援者と関わることが多かったので、福祉臭の強い支援には縁遠いようです。

当日配付資料p5


  


Posted by 聞風坊 at 06:00Comments(0)ひきこもる発達障害不登校