家族が社会化しすぎるとまずいように思う話

2019年12月17日

 社会のことを考えて、自分の行動を律する。

 相手のことを思いやって、してはならないことをせず、すべきことをやる。

 自分の、欲求を少し抑えて。

 こんなのを社会化するとか、

 社会性があるとか言うようです。

 社会で受け入れられるような言動をする。ってことですね。

 望ましい行動なんて言われることもあります。

 さて、
 こもる人の家族は、世間体を気にする。

 とよく言われます。

 社会的に正しいことをしていない自分の子ども兄弟姉妹を

 恥ずかしいと思い、望ましくないと思うのです。

 社会を軸にした考え方。
 で、家族の有り様を決めています。

 社会を基準にした家族のあり方。
 ですね。

 社会が一番優先。

 社会のために生きる。

 そんな気持ちもあるかもしれません。

 それは大切な生き方です。

 同時に、自分たちのことを軽んじるリスクをはらんでいます。

 社会よりも家族のことを優先する。

 そんな場合は必ずあるでしょう。

 家族が痛みを抱えているときです。

 そのときにも、社会のことを優先するとしたら、

 社会を軸にした考え、言動だとしたら、

 家族の痛みはいやまし、

 家族の傷は深まるばかり。

 人様に顔向けができないという恥の感覚を持つから。
 または、
 社会のお役に立てれば幸いだから。

 社会を優先する暮らしをする。

 それによって、家族が後回しにならないように、

 いつも気をつけねばならないなと思ったのでした。