2018年06月15日

ひきこもり状態では身体が炎症を起こしている話

 ひきこもり、ひきこもり状態の研究や支援については、
もっぱら、精神医療や心理面と就労や居場所などの社会(参加)的な視点から支援されてきました。

 今回、九州大学の研究で、身体的に炎症を起こしているという指摘がなされました。
 https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/218

 また、NHKテレビ「ガッテン!」では、
 http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20180606/index.html
 人類は、孤立すると、身の危険を感じて身体が炎症反応を起こすことが紹介されました。
 これ、人類の本能なんだそうです。

 人はストレスを受けると、炎症が起きる身体の仕組みになっているのですね。

 炎症は、そもそも細菌やウィルスなどの外敵から身を守る反応の一環ですが、これが長びくと健康を害するのだそうです。

 こんな性質の炎症ですが、人と関わることで鎮静するのだとか。

 さて今回、
 ひきこもり状態の人で炎症を起こしている状態が確認されたと言うことは、

 こもっている人は、ストレスを受けている。ということでしょう。
 長く、強く。
 慢性的に。
 炎症が起きるほどに。
 炎症が治らないくらい。

 そして、孤立している。

 こう考えると、
 
 遊んでいる。
 お気楽。
 いいご身分だ。
 甘えだ。

 というひきこもり状態に対する解釈や感想は、当てはまらないでしょう。

 だって、
 孤立という危険な状態にあるのだもの。

 こんな風に考えると、

 自分もたまにはひきこもりたい。
 と望む人は、

 自分もたまにはストレスで身体に炎症を起こしたい。

 と言っているのも一緒になりますね。オドロキ

 さて、
 今回の九大の研究が進めば、身体の医療の方面から、こもる人の手助けが行えるようになることが期待できます。

 また、居場所、自助グループなどの効果が、人と関わることと炎症鎮静の関係の面から解き明かされるかもしれません。

 少しずつ、少しずつ、こもる人への効果的な手助け方が増えてきている思いです。

 世の中、まんざらでもないようです。
  


Posted by 聞風坊 at 06:00Comments(0)ひきこもる

2018年06月10日

身体の病気は、気持ちの現れかもしれない話

本の紹介です。

『身体が「ノー」と言うとき 抑圧された感情の代価』
(ガボール・マテ著 伊藤はるみ訳 日本教文社刊 2017)

です。

 医療現場で治療に当たっている著者は、

 ガンや難病などの深刻な身体の病気を患う人たちには共通する点があることに気づいたのだそうです。

 それは、
 人に対して「ノー」と言えない人が多いこと。
 そして、
 怒りなどの感情を抑え込む人が多いこと。

 なんだそうです。

 本音では、
 断りたいけど、人間関係に配慮して「ノー」と言わない。
 そのために、怒りやなどのネガティブな感情を抑え込む。

 心は、
 気持ちは、
 精神的には、

 そうして平気でいる。

 でも、身体は「ノー」と言い、
 怒りを現す。

 病気で身動きが取れなくなるという形で。
 相手を攻撃できない代わりに自分を攻撃する病気を患うという形で。

 こんな風に考えると、

 長患いを抱えているとき、

 心、

 自分の本音

 に、視線を送るのは役立つかもしれません。

 病気という形で気持ちを表現するのではなく、

 健康を害さない形で表出する方法を見つけるのに。
  
タグ :難病感情


2018年06月05日

怒りの裏の悲しみの話

 今回は、
 割と有名な、人の感情の仕組みについての話です。

 怒っている人。
 がいます。

 なぜ怒っているのかというと?

 予想と違ったり、

 約束を破られたり、

 裏切られたり、

 いろいろいろいろ。

 だいたいが、
 自分の思い通りにいかなかったことがあったので、

 それで
 怒ってます。

 私聞風坊もそうです。

 ところが、このあまりにもありがちな展開をよく見直してみると、

 ちょっとおもしろいことを発見します。

 怒りの感情の前に、ほかの感情を感じているようなんです。

 例えば、自販機でアイスの缶コーヒーを買おうとボタンを押したら、ホットが出て来た時、

 ガックリ落胆、
 なにごと? と困惑、
 自販機から裏切られたような悲しみ、

 などを感じていることに気づきます。

 そううしてやがて、
 ムカッとしてくる。

 そして、
 ありえね~! もう暑いのに!
 もっと分かりやすくボタン表示しちょかないかん!

 こうして怒った感覚が前面に出る。
 こんな感じ。

 ということから、
 怒りの感情は、
 気に入らない何かが起きた直後の感情の次、
 に湧いてくるとされています。

 
 ここで大事なことは、
 激しく力強い怒りの感情に隠れて、最初の感情に意識が向かないこと。

 最初に感じた、落胆、困り感、悲しみなどの私の大切な気持ちを無視してしまうこと。
 なんです。

 私の大切な気持ちをちゃんと感じることはとっても大事。

 怒りにまかせて
 私の感情を置き去りにしない。

 ちゃんと感じる。

 これが大事。

 ちなみにTA・交流分析では、この時の怒りの感情をラケット感情と、
 最初に感じた感情をオーセンティック・フィーリング=本物の感情と呼んでます。

  


2018年06月02日

【告知】メディアと性の講演会のお知らせ

宮崎県男女共同参画センターが下記チラシのイベントを実施します。

学校での性教育が話題になっています。

性情報はメディアに氾濫しています。イイも悪いも。

SNSなどのネットにもたくさん。

そんな環境のなかで暮らす私たち。

どのように情報を利用すればいいのかが問われます。

情報を利用する力。
それがリテラシー力。

イベントは2種類です。
一般向けと大学・専門学校生向け。

ご興味ある方にお出ましを。

 詳しいこととお申込は、
宮崎県男女共同参画センターまでご連絡下さい。
http://www.mdanjo.or.jp/

チラシ↓











  


Posted by 聞風坊 at 06:00Comments(0)告知


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