身体の病気は、気持ちの現れかもしれない話

2018年06月10日

本の紹介です。

『身体が「ノー」と言うとき 抑圧された感情の代価』
(ガボール・マテ著 伊藤はるみ訳 日本教文社刊 2017)

です。

 医療現場で治療に当たっている著者は、

 ガンや難病などの深刻な身体の病気を患う人たちには共通する点があることに気づいたのだそうです。

 それは、
 人に対して「ノー」と言えない人が多いこと。
 そして、
 怒りなどの感情を抑え込む人が多いこと。

 なんだそうです。

 本音では、
 断りたいけど、人間関係に配慮して「ノー」と言わない。
 そのために、怒りやなどのネガティブな感情を抑え込む。

 心は、
 気持ちは、
 精神的には、

 そうして平気でいる。

 でも、身体は「ノー」と言い、
 怒りを現す。

 病気で身動きが取れなくなるという形で。
 相手を攻撃できない代わりに自分を攻撃する病気を患うという形で。

 こんな風に考えると、

 長患いを抱えているとき、

 心、

 自分の本音

 に、視線を送るのは役立つかもしれません。

 病気という形で気持ちを表現するのではなく、

 健康を害さない形で表出する方法を見つけるのに。
  
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