半径1.5メートルの幸福を考えた話

2018年01月05日

 人は、自分を中心とした半径1.5メートルの幸福を考えれば、人類全体が幸福になるのではないか。

 と考えました。

 人には自分のテリトリーというのがあると言われています。
 パーソナルスペースなんて言われています。
 
 腕を伸ばした範囲が基準になりますが、

 人は、この範囲の中に他者に入られるのは嫌なのですね。

 そこに入っていいのは、許可された親密な人だけ。

 だから、親密じゃない関係の人、つまり他人同士は、この範囲に入らないよう、距離をとって関わります。
 入るとしても十分に配慮して関わります。

 バスや電車の隣に座るとかの場合のあの気配りですね。

 人と人、お互いの距離を足すと、1.5メートルぐらいになるでしょうか。
 これぐらいの距離を保って関わると、お互い緊張はだいぶ少なくてすみます。

 おじぎで挨拶を交わす距離がこれぐらいですね。
 名刺交換の距離もこれぐらいでしょうか。

 手を伸ばすせば届くとか、一歩踏み出すぐらいで届く範囲。
 これは、
 そんなに苦労せずにすむ物理的な自分の影響範囲ですね。

 相手にすぐは手が届かないけど、ちょっと踏み出せば触れる距離。

 この範囲は、自分の影響が届きやすい。

 そこでもし、人類76億人がこの自分が影響を与えられる範囲の幸福を大切にして暮らせば、

 人類全体として幸福になるのではないかと思い至ったのです。

 地球全体、

 全人類の幸福を考えると巨大なことになります。

 とっても手が出せるものではありません。

 でも、自分の影響下にあるせまい空間を幸福にすることに意識を向けるだけならば、

 それはとても身近なこと。

 
 すこし手を伸ばせば、

 すこし踏み出せばなにかできる。

 自分の影響範囲の幸福のために。

 それは世界の幸福につながっていることにもなります。きっと。

 身近に幸福を。

 自分にできることをする。

 今年も、身近にできることを中心に記事を書いて参ります。

  


Posted by 聞風坊 at 06:00Comments(0)社会のこと