2017年12月31日

1年のお礼申し上げます。

 皆さま

 本年もご訪問ありがとうございました。

 心よりお礼申し上げます。

      平成29年12月31日大晦日

              聞風坊  
タグ :大晦日


Posted by 聞風坊 at 18:00Comments(0)社会のこと

2017年12月30日

虐待を受けると脳にも影響が出る話

 年末最後の記事は何がふさわしいかとちょっとだけ悩んだ末に、
本の紹介をさせて頂くことにしました。

いやされない傷―児童虐待と傷ついていく脳
(友田明美著 診断と治療社 新版)

です。

 著者が熊本大学におられた頃、宮崎での講演を拝聴しましたが、
 暴力が、心理的・機能的だけでなく脳の部位の大きさにも影響があるという報告に衝撃を受けつつ、
 なぜか納得したことを覚えています。

 以来ずっと研究に期待していました。

 私聞風坊は、過酷な環境で大人になった子どもたちをテーマにしていますが、

 著者の研究によると、過酷な環境で育つと、その環境に適するように脳が発達するのだそうです。

 またその脳機能は、発達障害と同じような特性を持つこともあるのだそうです。

 虐待を受けた子どもの行動特性がADHD(注意欠損多動障害)と診断される。

 というのは割と有名な話ですが、その理由も、本書を読むと納得がいきます。

 特に印象に残ったのは、
 暴力を受けるよりも、暴力を受けている現場にいて見聞きした方が脳への影響は大きいということです。
 ※暴力場面に暴露されたなんて言うそうです。

 殴られてないから大丈夫。
 怒鳴られてないから心配ない。

 ということにはならないようです。

 このことは経験的に知っています。
 暴力場面への暴露はのちのち大きな影響を及ぼします。

 暴力場面に適した脳は、平和な環境では不適応をおこしやすいもの。
 生きづらさの理由の一つが脳にもあるのですね。

 同時に著者は言及します。
 脳の可塑性に。
 平和な環境に適応するように脳はまた発達するのだそうです。

 トラウマケアの大原則は、まず安全・安心。
 その状況を確保することが最優先。

 脳的にもいいみたいです。
 
 まず、今日一日安全であること。安全であったこと。

 安心できる時間があったこと。心穏やかな時間を受け容れること。

 そんなとこから始めるといいみたいです。

 皆さまどうぞ穏やかな年の瀬をお迎え下さい。
  
タグ :虐待暴力


Posted by 聞風坊 at 06:00Comments(0)本の紹介トラウマ

2017年12月27日

自分を責めるフラッシュバックのこと

 もっとやれたよね!

 なにやってんの!

 やっちゃいけなかったよね!

 みたいに、過去に自分がやったことを瞬間的に思い出し、

 自分を責める形のフラッシュバックがあります。

 ふとしたきっかけで、自分の日常生活の中にその映像が侵入してきて、

 一気に自分をさいなみます。

 このスタイルのフラッシュバックに長年苦しんできました。

 子どもの頃からです。

 最近ふと気づきました。

 やれて当然ではなかったんだ。

 まだ、到らなかったんだ。

 未熟だったんだ。

 小さかったんだ。

 それが実態。

 ありのまま。

 しようがない。

 それでOK.

 自分が設定したOKライン。
 それは完璧な言動。

 でも完璧にはほど遠かったのです。
 現実の私は。

 そしてそれは普通。

 高すぎる達成目標を後から設定する癖のある私聞風坊は、いつも未達状態。

 私NGなのでした。

 後からハードルを上げて不合格にするのだから、頑張りようもありませんね。

 このフラッシュバックの目的としてはただ一つ。

 自分にダメ出しすること。

 この意図に対抗するために、あるがまま、完璧でない自分を認めてみました。

 そしたら、フラッシュが昔ほどはなくなりました。

 降参する。

 大事な戦略かもしれません。

 TA・交流分析的な視点だと、子どもであるな、するな、やるならば完璧に! の命令に縛られていたとなるかもしれませんね。 

   


2017年12月24日

社会でやっていく苦悩と喜びの話

 ご自分の半生を物語ることで、

 ひきこもりやニートや発達障害やアダルトチルドレンや生きづらさを感じる人たちの苦悩や喜びを

 赤裸々に記した本のご紹介です。

 坂本凌雲(さかもと りょううん)さんの

 『自立への漂流』です。

 ひきこもり関連の当事者本は、自分の内奥を著したものが多いのですが、 ※拙著も同様ですね。

 坂本さんは、家庭や学校や職場での出会った人々と切り結んだ様子がつぶさに記されています。

 他者と関わることがどれほどの困難をともなうのかがよく伝わってくる一書です。

 



 

 
   


Posted by 聞風坊 at 06:00Comments(0)本の紹介

2017年12月21日

不登校・ひきこもりが終わる時の話

本の紹介です。

神奈川で活動されている丸山康彦さんがご自分の活動を本にされています。
『不登校・ひきこもりが終わるとき』です。

ご自身の、不登校とひきこもり体験から、一体何が起こっているのか? どうしようとしているのか? どうすればいいのか?
を問い続け、その答えが喩えをふんだんに一冊にまとめられています。

鎧の喩えは、私のPの考えのもとになった皮膚感覚に近いものを感じますし、

なにより本能重視による重荷からの解放は、私が身体重視でやってきたことと共通していると思います。

なるほど、社会に訊くより自分に訊いた方が、自分のためになるようです。
自分には何がいいか、自分こそよく知っているみたい。

自分をアテにした生き方。

がそれなりにできるようになると、他者と一緒にやっていけるのでしょう。



  


Posted by 聞風坊 at 06:00Comments(0)本の紹介

2017年12月18日

人を信じることがものすごく難しい話

 人が好き、人が苦手、

 人見知り、引っ込み思案

 積極的、消極的、

 明るい性格、根暗

 性格については、古来いろいろ描写されています。

 さて、
 私聞風坊は、結構不信感が強いのです。

 何か悪いことが起きるのではないかという不安感とない交ぜになって、

 人と関わることにものすごく神経を使います。

 これ、性格だと思っていました。

 実際性格なのですが、

 その由来は、親にあったのではとふと思ったのです。

 親はものすごく不信感が強く、疑り深く、そして他人のことをヒドく言う人たちでした。

 世の中に、自分を思いやってくれる人は誰もいない。

 全員が自分たちの敵だ。

 お前もその一員だ。

 という風に、子である私ですら信用していませんでした。

 だから、家族の大事な話は私はいつもかやの外。

 親と形作るであろう家族の中に私は入っていませんでした。

 そんな親のメッセージを取り込んでいるために、私自身が人間不信が強いのだろうと思い至ったのです。

 Pの中に入っている。

 なんて言い方をしますが、

 私のPは、実の親からのメッセージでいっぱいなようです。

 親のように私も感じ、思い、行動する。

 ことが習い性になっているようです。自分本来の性格と思うほどに。

 だから、私の行動規範は、親のそれと同じように不信にもとづいています。

 不信をベースに社会の中でやっていくのですね。

 ですから、パソコン購入から旅行の予約、仕事の約束など
 特に契約の形をとる信頼をベースに何かする時はとてもストレスを感じます。

 相手を信頼しないと成り立たない行為だからです。

 とはいえ、これまでの信頼できる人たちとの出会いは、私の新しい人生の糧となっています。

 人を信頼してもいい。自分の感性に従って。

 そんな経験を重ねています。

 そうして、無意識に取り込んだところの私を縛る親のメッセージから自由になっていくようです。
  


Posted by 聞風坊 at 06:00Comments(0)交流分析過去の出来事

2017年12月15日

自分を守る保護膜の話

 久しぶりにTA・交流分析関連の話です。

 「親」、Parent、または単純にPとして表記される私の状態があるとされています。

 その状態にいる私は、まさに親のように、

 または子どもの頃に出会った大人のように、

 究極、その場での振る舞い方を示してくれた自分以外の「誰か」のように、

 今ここで振る舞っています。

 それが、今ここで周囲から期待された振る舞い方であれば安全、安心が得られます。

 もし、期待されたものでなかったら、緊張が走りますね。

 その場その場での適切な振る舞い方を知っているということは生きていく上でとても大切です。

 さて、
 生きていく上で、素の自分の本音通りに振る舞うと、周囲と不協和音が生じることがあります。

 だからといって、本音を横に置いて、周囲の期待に応えるばかりでは、苦しさが募りやっていけません。

 この時、素の自分と周囲との仲立ちとなる何かがあれば、楽に安心・安全が保障されそう。
 
 それは、
 素の自分と自分以外の世界との間にあり、
 素の自分を包み込む保護膜のような何かで、
 調和のとれた振る舞い方を知っています。

 それを私聞風坊は、Pと考えています。


 その場その場でどのように振る舞えばいいかをこれといって意識せずできる私。
 に包まれた素の自分は、
 安心して社会でやっていけます。

 逆に包まれていない場合は、とてもやっていきづらい。

 その場その場での望ましい振る舞い方
 有り体に言えばそれは、常識といわれる行動規範でしょう。

 もっと砕けた言い方をすれば、
 フツーこうする。
 という行動パターンですね。

 社会と距離を置きたくなる場合は、この保護膜が十分に機能していないからのように思えます。

 となると、
 今ここでどのように振る舞えば、自分を守りつつ周囲と折り合いがつけられるのか?

 を学ぶことで、この問題は解決できそうに思えます。

 それは、安全な場で、周囲の上手くやっている人たちから見よう見まねで学ぶ形でしょう。

 いわゆる「居場所」「当事者グループ」がこの機能をはたしているかもしれません。
  


Posted by 聞風坊 at 06:00Comments(0)交流分析

2017年12月12日

【告知】子どもに関わる人への研修会あります

 スクールソーシャルワーカーと教職員が中心となって活動している「みやざき子ども支援研究会」さんと、
 宮崎大学や関係団体が中心となって活動している「子どもの貧困対応を視点とした子育て・子育ち支援者連絡会議」さんが、
 主催する集まりが来年1月に開催されます。

 2団体が同日に開催するので、日程がちょっと複雑ですが、
案内をよ~くご覧になればだんだん分かってきます。

 興味を持たれた皆さん、どうぞご参加下さい。

日 時 平成30年1月27(土)13:00
       ~1月28日(日)12:00

場 所 宮崎大学創立330記念交流会館コンベンションホール

内 容 
 ○講演
  楠 凡之氏「「特別なニーズ」を持つ子どもへの発達援助と子ども集団づくり~自閉症スペクトラム障害の問題に視点を当てて」

  田中 哲氏「アタッチメント障がいの理解と対応」

 ○子ども支援に関するワークショップ

問い合わせ申込み
 Eメールなど チラシご参照あれ

案内チラシ↓





  


Posted by 聞風坊 at 06:00Comments(0)告知

2017年12月09日

話し言葉と書き言葉のこと。

 『NHKアナウンサーとともに ことば力アップ 2017年10月~2018年3月』 (NHK)
というラジオ講座のテキストを読んで、思い至ったことの記事です。

 文章には、話し言葉で書かれたものと、書き言葉で書かれたものがあり、

 音声を使って相手に伝える場合、話し言葉で書いたものの方が、伝わりやすいとのことでした。

 書き言葉は例えばこんな感じ。
 
 昨夜、午前11時頃、宮崎市末広の○○さん48歳の自宅で、子猫が発見されました。

 昨夜、午前、自宅、発見など熟語が多く、言葉が途切れずに流れていきます。

 情報がどんどん渡されてくる感じ。

 文字にして読むと分かりやすいけど、聞くとなるとちょっと苦労する。

 話し言葉だと、

 昨日の晩の、11時ごろに、宮崎市の末広町に住んでいる○○さんのうちで、子猫が見つかりました。

 みたいに、砕けた言い方になるようです。

 そして、相手が聞き分けるには時間が必要なので、文章の区切りを多くして、間を置くのだそうです。

 なるほどと思いました。

 私聞風坊は、どうしているかと考えたら、

 皆さんにお話しさせて頂く時や、このブログを書く時は、なるべく砕けた物言いになるようにしています。

 なので、普段からなにか発信する時は、自分は話し言葉なんだなぁと気づいたのでした。

 さて、最近の若い人の言葉遣いに興味を持っています。

 接続。分節。装置。回路。なんて言うのです。

 これらは、工業系、電子機器系で物品に対してよく使う言葉です。

 それを、
 人の心や動きや、行いについて使うのです。

 例えば、

 ここ最近、頭が混乱していたので、自分の行動を分節してみると、
 他者と接続しようと試みてはいるけど、なにかしらの一般人とか異なる回路が作動して、
 期待された結果とは違う様相を呈していることに気づいたのでした。
 ある意味自分は、そういう装置化された人間なのだと改めて気づきました。

 みたいな感じ。※慣れてないので、うまくできませんが。

 新しい言葉遣いが大好きな私聞風坊なので、この使い方を面白く感じていますが、

 同時に分かりづらさも感じていました。

 なるほど、通常の会話において、もっぱら物に使うところの書き言葉を使っているからなんですね。

 もちっとかみ砕いて、人に対して使う言葉に言い換えてくれんね。

 と言いたくなるオジサン聞風坊でありました。

 若い皆さん、その節はよしなに。 
  


Posted by 聞風坊 at 06:00Comments(0)社会のこと

2017年12月06日

北海道でお話ししたのでした。

 北海道札幌のNPO法人レター・ポスト・フレンド相談ネットワークさんからお声かけ頂き、

 就労をテーマに、
 現在仕事に就いているこもっていた本人たちの本音を聞く集いでお話ししてきました。

 人生初の飛行機乗り継ぎを無事に成し遂げ、

 完全防寒の服装に汗をかき、

 道中キタキツネにも熊にも出会わず、

 さほど道に迷うこともなく紅葉する銀杏並木を愛でながら、

 無事に会場にたどり着きました。

 日本全国から来集した発表する皆さんは、どなたも社会と関わる苦労を抱え、

 苦心しながら精一杯生きてきて、

 今もなんとかかんとか折り合いをつけて暮らしていように感じました。

 就労支援がテーマの集いだったのですが、

 発表者はどなたも、

 就労するまでも、就労する際も、就労してからも、そこでよろしくやっていくのにとても苦労しているようでした。

 私聞風坊も同様です。

 そして同時に、そんな環境のもと、

 自分のために何ができるかの意識が高く、

 それを実行している人たちのようでもありました。

 こもっている人が、社会・他者と一緒にナニカをやっていくには、

 相手に期待するより自分自身に期待する方が成果につながりやすいようです。

 関係皆さん、ありがとうございました。
  


Posted by 聞風坊 at 06:00Comments(0)ひきこもる
【お知らせ】
これまでの発表や記事原稿を、「聞風坊の図書館」で適宜公開しています。
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