トラウマを負うとコトバの意味が一般と違ってくること。

2017年08月10日

 8/7の記事の関連です。
 そして次からのトラウマシリーズ記事の序章。

 言葉の意味が、一般社会ととても違う。

 虐待など一般社会ととても違う環境で育った人、

 戦争や犯罪など一般社会ととても違う環境を経験した人の場合、

 こういうことはよくあります。

 社会人の
 「今度の休みは2、3日はひきこもりたいなぁ」
 と、
 40年こもっている人の「こもること」の意味は違っているでしょう。

 職業人の
 「仕事しないと食べていけないからね」
 と、
 仕事のストレスで食べることもできなくなった人の「仕事」と「食べる」の意味は違っているでしょう。

 居酒屋で友人と飲みながら
 「アイツ上から目線でやだよね」
 「いつも一方的だよね」
 と
 怯えて震えている人がやっと口にする
 「上から目線が苦手です」
 「あの人一方的なんです」
 の意味は違っているでしょう。

 「もやし食ったら、鼻に中に入って取るの大変で、それからもやし食うとき緊張して、まじトラウマなったし」
 と
 なにかのきっかけで、その瞬間に放り投げられた感じで全身が硬直して、頭が働かなくなる体験が頻繁に起こる人の
 「トラウマ」
 の意味は違っているでしょう。

 身の危険を意味する強さについて。

 家庭、親子、ご飯、家族、友だち、おしゃべり、笑顔、喜び・・・。

 一般的に、安全、安心、安らぎ、信頼、を意味する好ましい言葉も、

 危険、恐怖、脅威、硬直、嫌悪を意味する言葉になっている人たちはいます。

 トラウマを負った人たちです。