ちょうどいいテンションでいつづけること

2017年06月12日

 人の覚醒度、シャキッと度、テンションについての連続記事の4回目、

 ちょうどイイ覚醒状態、適度なテンションの状態についての2です。

 ポリヴェーガル理論によると、

 腹側迷走神経が優勢な状態が、人のちょうどいいテンション状態なのでした。

 腹側迷走神経は、顔面にまで延びていて、音を聞いたり、声を発したり、表情を作ったりすることで刺激されるそうです。

 これがなにを意味するかというと、

 ちょうどいいテンションでいるためには、世界と関わることが重要と言うことです。

 心地よい音を聞いたり、歌を唄ったり、豊かな表情でいたり、

 それは、誰かと関わることも含んでいます。
 
 誰かとおしゃべりしたり、誰かの歌を聴いたり、気持ちを顔に表してやりとりしたり。

 もちろん、自分がリラックスできる相手に限りますが。 


 下がりすぎたテンションを上げたり、上がりすぎたテンションを下げたりするのに、

 一人で自分のペースでなにかすることは効果的です。

 同様に、信頼できる誰か、安らぎを与えてくれる誰かと関わることもとっても大事なんです。

 脳神経的にそうみたいです。


 そうして、ちょうどいいテンションにいる回数が増えれば、いつづける時間が長くなり、

 その状態がフツーになり、自分のテンションの基盤になれば、

 ビックリすることがあっても、落ち着いて対処して、ほどなく心が穏やかになり、

 落ち込むことがあっても、一人で抱え込まず誰かと分かち合い、慰めを得て、心が軽くなり、

 アタマに来ることがあっても、気持ちをしっかり言葉にして、不快な状況を改善して、心安らかになり、

 そうして日々を暮らしていく。

 そんな生き方ができるようになるようです。


 自分のテンション・覚醒度を意識して生活してみる。

 お試しあれ。