2016年08月31日

見られるな! と言う頭の中のメッセージ

 久しぶりTA・交流分析のお話しです。

 ○○であるな!
 △△するな!

 みたいに、禁止する意味合いのメッセージを、

 私たちはそれぞれいくつか持っています。

 何かの判断を迫られたとき、

 何かをせねばならないとき、

 このメッセージが頭の中に聞こえているかもしれません。

 今回は、私聞風坊が最近気づいた自分の中のメッセージです。

 何かをするときに、周りにまず意識を向けて、

 そう、あたかもレーザーライトで周囲をぐるりとスキャンする感じで、

 誰も見ていないと分かったら、

 やる!

 見ていたら、

 やらない!

 こんな行動パターンをとっていることに気づいたんです。

 これ、

 見えるな!

 の禁止令のような感じもしますが、

 見られる状況ならやらないんで、

 むしろ、
 するな!
の変形の、

 見られるようにするな!

 じゃないかなと思い至ったのでした。

 そして、いわゆる恥ずかしがり屋は、
 このメッセージに従ってるんじゃないかと思いました。
 
 と言うのも、極度の恥ずかしがり屋の私聞風坊ですが、

 正直なとこ、
 誰も見てないと、結構やってるでしょ! 
  


Posted by 聞風坊 at 06:00Comments(0)交流分析

2016年07月02日

こもって、よし! 親を育てる 関わり の紹介

 私聞風坊は、本を3冊出しています。
今回は、そのご紹介。

 『こもって、よし! ひきこもる僕自立する私』(2005 鉱脈社 本体価格¥1,400+税)
は、
 こもってる最中の、自分の尋常ならざる状態と、家族の関わりについて赤裸々に記した前半部分と、
 ひきこもり自助グループの立ち上げと運営について細かく記した後半部分の2本立てです。
 客観的に書くよう努めたので、こもっている人もこもっていない人も、こもっている状態がどんなものか分かりやすくなっています。

 『「親」を育てる「ひきこもり」』(2009 自費出版 頒価¥1,000(税込))
は、
 誰もアテにできないひきこもり生活の中で、自分で自分を癒した経験を、TA・交流分析理論に沿って解説したセルフセラピーハンドブックです。
 こもっている人が、自室で1人でできることを中心に、ひきこもりの時間を、自分のために使うためにどうしたらいいか? を記しています。
 ひきこもりの本としても、TA・交流分析の本としてもなかなか役立つ内容です。

 『関わることを考えよう ボクたちはこうしてほしいんだ。』(2015 自費出版 頒価¥1,000(税込))
は、
 支援職として仕事しはじめた経験をもとに、思うことをまとめた本です。
 当事者の立場としてずっと活動してきた私聞風坊にとって、支援職は対極の立場でした。
 その立場に立ち、同僚を得て、その世界で仕事する中で、いろいろもやもやがたまってきたので、思いを噴出するように一気に書き上げました。
 ひきこもりや自助グループ、TA・交流分析という大きなものを背負わず、自分の心にただ正直に書いたので、3冊の中で一番のびのびと書けました。

 お陰さまで3冊とも、こもる本人や家族・支援者の方から好評を頂いています。
 講演会場などで販売しています。
 よろしかったらお手にとってください。
   
タグ :拙著


Posted by 聞風坊 at 06:00Comments(0)交流分析拙著

2016年06月20日

子育てはホメルが一番じゃないかも

 不登校ひきこもり子育て界で、少し前からブームなのが、

ホメル。 誉める。褒める。

 特に、望ましい行動をしたときに速攻でホメル!

 すると、その行動を(調子に乗って)繰り返す。
※行動理論のトークン理論由来ですね。

 確かにそうです。
望ましくないことを責めたり、けなしたり、批判したりするより、
どういう行動がいいのかを示す方が、行動はとりやすいのです。

 さてこのホメル関わり方。
 私聞風坊が気になるのは、ほめるときの気持ちです。

 具体的に言うと、
 評価する感じでほめてないかってこと。

 例えば、
 今のは○点! 
 なんて風に、点数つける感じでほめてないか?

 よくできるようになったねぇ!!
 と大げさな口調で、頭でもなでるような感じでほめてないか?

 そう、まるで幼稚な子どもに向かってほめるような気持ちでほめてないかってことなんです。
 まちがいなく上から目線で。

 年端もいかない子どもならまだ分かります。子ども扱いは妥当でしょう。

 でも、思春期・ハイティーンあたりはどうでしょう?
 ましてや、青年・壮年期のひきこもり状態の人に対してはどうでしょう?
 
 子ども扱いするのは逆効果に思えます。
 むしろ、オトナとして接した方がいいくらいじゃないでしょうか。
 そう、若いオトナとして。

 さて、この点について、私聞風坊が心がけているのは、

 イイ感じの感想を口にすることです。 

 私が自然に感じたことのうち、肯定的なイイ感じのものを控えめに発するようにしています。

 意図は、
 私の気持ちを伝える。
 これだけ。
 そこに、相手の行動を操作する気はありません。

 実際に、
 30歳過ぎても支援者から大げさにほめられ子ども扱いされて恥ずかしい思いをした経験からこうしてます。

 ただ、
 あなたについての私のイイ感じの気持ちを伝える。
 
 ご参考までに。

 ちなみに、
 TA・交流分析の言葉では、プラスのストロークする。なんて言います。  


Posted by 聞風坊 at 06:00Comments(0)交流分析

2016年06月05日

私を怖がらせないで! という親の本音

 TA・交流分析では、

私たちは、子どもの頃、親からのメッセージを受けて、それをもとにその後の人生の生き方を決めた。
 と考えます。

 ツライとか心の痛みを感じちゃいけない!
 
 やりたいことをやっちゃイケない!

 みたいな禁止する感じのメッセージや、

 もっと完璧にしなくっちゃ!

 とにかく信じてやりつづけよう!

 みたいな、こうしよう、そうあろう系のメッセージなどがあります。

 さて、最近改めて自分のメッセージを洞察したところ、

 私聞風坊が受け止めたメッセージは、

 私を困らせないで!
 これ以上怖がらせないで!
 
 だから、なにもしないでじっとしていて!

 の禁止と奨励の2種類のようでした。

 父も母も自分の不安を抱えきれないのです。
 自分の不快感を自分で対処できないのです。
だからいつもいらだっている。
 家庭は常に戦闘待機の緊張感でいっぱいでした。

 親は自分の気持ちを抱えられないのです。
だから身近な子どもに助けを求めます。
 
 子どもが頑張れば、親の気持ちは一時的におさまります。
ゆえに、親の気分がおさまることが私の最重要事項でした。

 そのためには、なじられることも、指をつねられることも、無視されることも、すべて忍受しました。
 自分が我慢すれば、少しばかりの平和が訪れるからです。
 我が身の安全が少し保たれるのです。
 
 子どもの機嫌を親が受け止めるのが一般的だと知ったのは、そんなに昔ではありません。
  


Posted by 聞風坊 at 06:00Comments(0)交流分析家族教室

2016年05月23日

仮面ライダーになるためにガンバルの?2

 仮面ライダーになりたい! という、夢と言うかふとした思いについて、雑談と実現志向のコミュニケーションの違いについての記事の続きです。

 雑談だと、○○したいということをネタに会話を楽しむのに比べ、実現志向だと現実的に仮面ライダーになることをめざすにはどういう手順でやればいいか具体的に考えていくから、

 なんだか窮屈な感じがするのでした。
 
 例えるなら、仮面ライダーになるんだ! って赤いスカーフを首に巻いて変身ポーズをとっている子に、

 なるほど、ではその目標に向かって今できることを考えてみよう。
 ちょっとそこに坐って、ここに大きな紙とぺたぺた貼れる小さな紙があるから
 思ったことを小さな紙に書いて、大きな紙にぺたぺた貼っていってみて。
 それができたら、何歳ぐらいに何をしてってことを考えていこうね。
 みたいな感じでしょうか。

 さて、
 こもる人たちは雑談が苦手だと言います。

 それは、
 誰かと楽しい話、いい加減で無責任な話を楽しむことができないってことでもあります。

 裏を返すとまじめな話しかできない。
 進学先、就職先、将来の具体的展望、自分らしい働き方・・・。

 自分を突きつけ、自分と向き合い、自己責任を負う話ばかり。
 もうそんな話はウンザリ。
 ※ちなみに、こういうことをする時間を「活動の時間」とか「仕事の時間」って言います。

 だから、
 人と交流するには難しいことを考えねばならないからストレスがかかる。
 人と関わることは難儀だ。
 いっそのこと関わらない方がいいや。
 なんて思って、人と交流することを断ち、1人でこもっているかもしれません。
 ※ちなみに、これは「ひきこもりの時間」って言います。

 「ひきこもりの時間」と同じように、
 まじめな話をする「活動の時間」も大事。
 そして、
 まじめな話じゃない話をする「雑談の時間」も大事。

 ということから、
 仮面ライダーになるために、何歳ぐらいに芸能プロダクションに所属して云々と現実的にまじめに考えるのでなく、

 仮面ライダーになったとして、じゃ何をしようか?
 ってな感じで、
 思いついたことを無責任に楽しく話す時間を持ってもいいんだ。

 って、自分に許可すると、雑談できるようになるかもです。
 
この記事終わり。
  
タグ :実現雑談


Posted by 聞風坊 at 06:00Comments(0)交流分析

2016年05月21日

仮面ライダーになるためにガンバルの?

 TA・交流分析には、時間の構造化という理論の中に、「雑談の時間」または「社交の時間」というのがあります。

 人には、この時間が必要なんだ。
 雑談という形でのコミュニケーションが必要なんだということが説かれます。

 さて、この雑談の時間のコミュニケーション。
 昨今はやりの、問題解決・実現志向のコミュニケーションと比べるとオモシロいんです。

 例えば、
 仮面ライダーになりたい!

 を話題にしたとしたら、
 雑談だと、なるほど、そりゃカッコイイや。
 で、ライダーになって何する?
  基本、赤いスカーフを巻いてから、ショッカーの怪人をやっつけて、
    それが終わったら、行きつけの喫茶店でなごんで、
      年に一回は、ライダー全員集合で同窓会みたいなのやって、
   ときどきブラジル支部とかに出張したりして、

 なんて、どーでもいい話に花を咲かせるでしょうか。

 ところが、実現志向だとこうはいきません。

 なるほど、では仮面ライダーになるには、何が必要か考えてみましょう。

 まず必要なリソース(材料・資源)はなんでしょう?
 そのうち今自分が手にしているものは? バイク? スカーフ?
 手にしていないものはどうやって手に入れましょう? 喫茶店? 変身ベルト?

 そこら辺のことを工程表に落とし込みましょう。
 
 そのうち、まず何から取り組みますか? いつ取り組みはじめますか?
 
 なんて感じ。

 なんだか、きゅうくつ。

この項続く。
  
タグ :実現雑談


Posted by 聞風坊 at 06:00Comments(0)交流分析

2016年05月05日

頭の中で繰り返し聞こえる声

 これまで何度か同じテーマでお伝えしていますが、大事なことなので、本日も。ニコニコ

 TA・交流分析では、自分の頭の中であるメッセージが繰り返し聞こえて、
 それが、私たちを駆り立てる。
 と考えます。

 育った環境で繰り返し伝えられたメッセージが元型なので、
 個人個人でメッセージは異なりますが、

 大きく5つのテーマに分類できると言われています。

完全であれ!
強くあれ!
相手を喜ばせよ!
努力せよ!
急げ!

 です。この声に駆り立てられるとどうなるか?
 上から順に説明すると、

 完全な状態で、事に当たろうと、完璧な準備を整えるかもしれません。
 都合、荷物が多くなったり、早くから準備し続けるので、準備疲れしたり。基本的に不安が強いかも。

 本音は弱音と考えて、本音を見せずに堅牢な自分であろうとしているかもしれません。
 都合、自分の気持ちにうとく、身体からの不調のうったえにも気づかないかもしれません。

 相手の気持ちにより添い、喜んでもらわねばならない!
 と思っているので、
 都合、誰にでも、うんうんそうそうと相づちを打っているかもしれません。

 相手が喜ぶことをよく知っている反面、自分が喜ぶことは、よく分からないかもしれません。
 ひょっとしたら「自分の喜びは相手の笑顔」なんて答えるかも。

 なにがあってもガンバル!
 それこそが唯一の解決法であり、自分がやれることだと思っているかもしれません。
 都合、ひたすら努力し続けることだけに集中して、目標に達したかどうかは思慮の外になっているかもしれません。

 いわゆる結果にコミットしないことも少なくないでしょう。いつもいつもこんな感じであくせくしていると思うかも。
 でもそれは自分の頑張りが足りないからとまたそれまでと同じように頑張り続けるかもしれません。

 それらのことを、急いで! やらねば!
 と駆り立てられているかもしれません。
 速く準備して、速くご飯を食べて、速く着替えて、速く仕事して、速く会話して・・・。

 私聞風坊は、このどれもに当てはまりますが、
 最近気になるのは急げ! が強いこと。

 子どもの頃から急いでご飯すませてました。

 トラウマ系の考えによると、アドレナリン豊富な闘争モードで交感神経優位だったのでしょう。

 これらの声が強すぎるなと感じたら、
  ま、そうは言えども少し緩めようかね。
 
 と、一息ついてメッセージの強さを緩めることは効果的です。

 自己理解のための、TAのドライバーの話でした。

<関連記事>



  


Posted by 聞風坊 at 06:00Comments(0)交流分析

2016年01月24日

頭の中に「急げ!」が聞こえません? 2

 前記事↓の続きです。


 完璧に!
 相手が喜ぶように!
 強くあれ!
 頑張れ!
 急げ!

 TA・交流分析では、ストレスを感じた時に私たちを駆り立てる一言メッセージをみんな持っているとしています。

 そしてこれらの声を聞くと、私たちは過覚醒状態になるのでした。

 となると、
日中、なんかイライラしていたり、
テレビのチャンネルを頻繁に替えたり、

夜眠りに入るのが難しかったり、
夜中何度も目覚めたり、

食事が早食いになったり、
量が増えたり、減ったり、ときに食事を忘れたり、

 これは困った事態。ガーン

 そこで、

 急いで! 急いで!

 もし、この声が聞こえたら、

ああ、なるほど、また急げの声が聞こえたね。
 まぁまぁ。
   それもイイかもね。

と一息つくのもイイかもしれません。

この項終わり。


  


Posted by 聞風坊 at 06:00Comments(0)交流分析トラウマ

2016年01月22日

頭の中に「急げ!」が聞こえません?

 今回は、TA・交流分析と過覚醒の話しです。

 TA・交流分析では、私たちを駆り立てる一言メッセージをみんな持っているとしています。

 完璧に!
 相手が喜ぶように!
 強くあれ!
 頑張れ!
 急げ!

 何かストレスを感じると、私たちはこれらの言葉を頭の中に聞くことで、ストレスに対処しようとします。

 完璧に準備して事に臨もう! とか、
どうしたら相手が喜ぶだろうか?? とか、
弱音を吐かずにより強く踏ん張ってやろう! とか、
いろんなこつ考えんで、とにかくひたすらやり続けよう! とか。

 そして、それらを特に、
 急いで!
 やる。

 この時、覚醒、興奮は高まります。
ほぼ過覚醒状態なのです。

 この項続く。  


Posted by 聞風坊 at 06:00Comments(0)交流分析トラウマ

2015年11月06日

お金を稼ぐのが嫌なのは?

 何かプレゼントをもらうとうれしいニコニコ

というのは、素直な気持ちだと思います。

花束でも、
おめでとうの言葉でも、
ニコッスマイルとほほ笑みでも、

ジュースでも、
温泉無料券でも、
お金でも。

 でも、素直な気持ちを表すと、ダメってされてた子ども時分を過ごした人は、

素直な気持ちを表さなくなります。

 特に、うれしい、楽しい、という明るい気持ちを表すことを望まない環境だったとしたら、

 人からもらって、笑顔でうれしいって表現するのははしたないと叱責されたとか。
または、妬まれたとか。

 TA・交流分析の見方によると、「子どもであるな!」の禁止令が働いていると考えられます。

素直な気持ちを出すな!
 感じるな!
そんな命令を自分に下しているのです。

お金を稼いでも安全だよ。
お金をもらってうれしいって思うのは自然だよ。
大丈夫大丈夫。
お金をもらっても悪いことは起きないよ。

 少しずつ自分に許可の声かけすると、禁止令は弱まっていくようです。
  


Posted by 聞風坊 at 06:00Comments(0)交流分析


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